当店では毎日大量の羅臼昆布、鰹削り節(薄削り及び厚削り)でダシをひいています。人手不足や原価低減が叫ばれている今日、飲食店では液状・顆粒ダシや、ダシ入り味噌汁(業務用味噌汁サーバー)を使うのが当たり前になって参りましたが、乾物屋が起源の当社(くまだ)は、天然ダシに愚直にこだわっております。一方、現代人の味覚も進化し、昆布とカツオの上品なダシでは、刺激が少ないと感じられる方も増えてきたようです。そこで当店では試行錯誤の末、4月からダシの素材に宗田カツオを加えることといたしました。何かを引いて宗田を加えるのではなく、従来のダシ素材に純粋に宗田を追加するものです。当然ダシポットの原価も相当に上がりますが、ダシ茶漬けの料金は据え置かせていただきます。だだ釜飯(鳥釜飯・季節の釜飯)については、最後までこのまま食べたいと言うお客様もいらっしゃるので、4月からはダシ茶漬けをオプションとし、ご希望がなければ、その分釜飯の価格からお値引きさせていただくことといたします。ダシは、釜飯、味噌汁、卵焼き、煮物など様々な料理の土台です。当店ではこの土台を大切にし、皆さまに美味しいお料理を提供し続けたいと考えています。